Information ドローンお役立ちコラム

【講習レポート】万が一に備える操縦技術の習得。佐賀森林整備課様

佐賀森林整備課様に向けてドローン講習を行いました

これまでも初任者講習や中級者講習を実施している佐賀森林整備課様に向けて、ドローン講習を実施しました。

ドローンに関する基礎知識やPモードでの操縦技術はこれまでの講習で習得されており、既に普段の業務でもドローンを活用されています。今回は、業務でのドローン活用の幅を広げていただくことや万が一に備える操縦技術の習得を目指した講習プログラムとなりました。

講習スケジュール

10:00~12:00 実技講習
12:00~13:00 お昼休憩
13:00~16:00 実技講習:飛行練習

高い操縦技術を要する今回の講習では、ドローンインストラクターとマンツーマンで行う飛行練習の時間を十分にとる必要があります。今回の講習では1日を通して実技講習を実施しました。

国家ライセンス取得を視野に入れた飛行練習プログラム

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今回の実技講習では、基本的にAttiモードでの飛行練習を行います。
Attiモードとは、GPSや障害物センサーが無効の状況下で行う飛行のこと。通常の飛行モードであるPモードに比べ、精密で緻密なスティック操作を必要とします。

機体の位置をとどまらせたりまっすぐ一定のスピードで飛行させようとするだけでも十分な練習になります。
今回はより実践的な操縦技術を身につけていただくために、一等国家ライセンスの実地試験をベースに3種類のコースを準備しました。

高度変化を伴うスクエア飛行

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「機首を進路方向に回転させたのちに前進」を繰り返すスクエア飛行。
同時に高度変化も伴う飛行コースです。
ATTIモード下でドローンをまっすぐ一定のスピードで飛行させる技術と、ブレずに機体を回転させる技術が必要です。

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意外と難しいのが、四つ角での機体の方向転換。ホバリングをしながら、進路方向と機体の向きを平行にぴったり揃えるイメージで操縦します。

ピルエットホバリング

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空中で同じ位置にとどまるホバリング。同時に、その場で一回転する飛行コースです。風に流されて不意に動く機体を、前後左右・上下のスティック操作でコントロールする技術と、変化する機体の向きとスティック方向を瞬時に判断する必要があります。

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機体の向きとスティック操作の関係性を身に着けたら、いかにドローンが流される前にスティックを操作できるかがポイントです。

8の字飛行

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機首を常に進路方向に回転させながら、8の字を描くように右回り左回りに飛行するコースです。常に変化する機体の向きに合わせてスティック方向を瞬時に判断する必要があります。

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ドローンが前進するスピードに合わせて回転するスピードを調節するという、複数のスティック操作がポイントです。

振り返り

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今回は、Attiモード飛行を基本とした講習を行いました。
受講者の方にとってかなりの集中力や体力を消耗する講習だったかと思いますが、緊急時にドローンの機能だけに頼らない安全な飛行に近づくことができました。
HI-ZENドローンスクールでは、初任者だけでなく中級者、上級者に向けた講習も実施しています。
受講者の方のスキルに合わせた講習プログラムを作成しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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