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【2023年版】シチュエーション別!佐賀でおすすめのドローン紹介

ドローンを選ぶときは、ここに注意!

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まず、大きな変更点は、航空法の対象となる機体が「200g以上」から「100g以上」へ変更されたことです。

ネットショップなどで「200g未満だから航空法対象外!」と表記があるものは、情報のアップデートがされていないので注意が必要です。

外で飛ばそうと199gのドローンを購入すると、航空法の管理下となり、違反した場合は罰則もありますので気をつけましょう。

つまり、どういうこと?

航空法においてドローンは大きく分けて2つに分けられます。

模型航空機(100g未満の小型トイドローン等)

100g未満の機体で、航空法の対象外です。その名の通り、「おもちゃ」として販売されていることが多く、子供向けと思われがちですが、これからドローンを始めたい人、室内で練習したい人にもおすすめです。

価格も比較的リーズナブルで、1万円ほどで機体、操縦するためのプロポ、予備バッテリーが揃うモデルもあるのも嬉しいですね。

無人航空機(100g以上のドローン)

無人航空機については、以下のように定義されています。

飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(100g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)

つまり、模型航空機に分類されるドローン以外は、空撮用や農薬散布用、災害救助用等の用途に関わらず、無人航空機に該当します。

プライベートで気軽にドローンを楽しむのか、お仕事でドローンを活用するのか。
ドローンをどんなところで飛ばすのか、
佐賀の河川敷か、福岡の街中かでも適応する機体が変わってきます。

航空法などの規制を正しく守りながら、楽しめる方法をみていきましょう。

おすすめのドローンの選び方

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ドローンを選ぶ際のポイントをみていきましょう。

飛行時間

何を撮影したいかによって、求める飛行時間も変わってくるかと思います。

遠くのものを撮影したり、連続して20〜30分撮影したい場合は、長時間飛行できるバッテリーと機体性能を持つドローンを候補にしましょう。

より長時間撮影を楽しみたい人は、予備バッテリーを保持しておくことで、繰り返し飛行できるようになるので便利です。

ちなみに、バッテリー残量がゼロになる前に帰還する必要がありますので、実際に飛ばせる時間は公表値よりも5〜10分短くなると思っていた方がよいでしょう。

空撮をしたい場合

トイドローンの場合はどうしても画質が荒く、録画した際にブレがひどかったり、通信の不具合でカクカクして乱れてしまったりします。

また、屋外での飛行では風に吹かれて操縦できない事もあるため、注意が必要です。

空撮目的でドローンを購入する際は、現在、YouTubeなどの動画コンテンツではフルHD画質(1,920×1,080p)が主流ですので、解像度がフルHD以上に対応した商品を選ぶのがおすすめです。特に、4K撮影ができるモデルであれば、精細な映像を撮影できます。

なお、ドローンの前後左右に関係なく、コントローラーのスティックを倒した方へ機体が進む「ヘッドレスモード」がありますが、初心者にとっては便利な機能ですが、空撮をする場合はカメラの位置を見失ってしまうので、使い時を考えて使用する必要があります。

動く対象物を撮影したい場合

設定した被写体を自動操縦で追尾する「自動追尾機能」があるものを選ぶと便利です。

自転車や車など、被写体のスピードに合わせて追いかけながら撮影できるので、ダイナミックな映像が楽しめます。

1人称視点が楽しめる"FPV"

FPVとは、First Person View(ファーストパーソンビュー)の略で、一人称視点という意味です。ドローンのカメラからの視点をリアルタイムで確認しながら飛行できるので、空撮を行う際のアングル確認や機体の位置調整に役立ちます。

スマホやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に映像が送信されますが、画面ばかり見ていると機体を見失ったり障害物へ衝突する可能性が高くなりますので、くれぐれもご注意ください。

なお、航空法では機体を常に「目視」できる状態で飛行させるよう定められています。HMDをつけて飛行させるのは、直接機体を確認することができないため「目視外飛行」となります。

飛行する際は十分に注意しましょう。

障害物検知や落下防止機能の有無

ドローンの操縦に慣れていない人はとくに、木や電信柱などの障害物に衝突してしまう不安がありますよね。ドローンのモデルによって、機体の前後、左右、上下どの位置に障害物を検知するセンサーがついているかが異なります。機体が高額になる程センサーの数も増えますので、安全性も高まりますが、技術と価格のバランスを見ながら検討しましょう。

シチュエーション別!おすすめのドローンをご紹介

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子供にプレゼントしたい人、ドローン初心者の人

まずはドローンに触ってみたい!という方は、100g未満のトイドローンがおすすめです。航空法の対象外になるので、申請などが不要で気軽に楽しめます。室内で練習したい人にもぴったり。初心者に嬉しい機能として、「GPS機能・高度維持機能」がついていると安定したホバリングが可能です。また、「障害物回避機能」やぶつかった際の被害を軽減する「プロペラガード」があると安心でしょう。

空撮以外の業務でドローンを活用したい人

農業での農薬散布や、建設業でのインフラ点検、空中写真測量等に使用されるドローンが、一般的に「産業用ドローン」と呼ばれます。個人で空撮に使うような一般的なドローンと比べてサイズも大きくなり、目的によって専用のソフトを使用したり、業務によってカスタマイズできるのがポイントです。

申請も空撮時の内容ではなく、たとえば農薬散布の場合は、「危険物(農薬)の輸送」と「物件投下(農薬を散布)」の2種類を明記した申請が必要になります。それぞれの業務に合った申請を行って、業務で有効活用していきましょう。

九州など旅行先で海を撮影したい人

旅行先で撮影したい場合は、コンパクトなサイズのドローンをおすすめします。4K画質の撮影が可能な機種でも、250g未満と軽量でポケットに入るサイズのものもあります。

慣れない場所で撮影する場合は、障害物検知機能も充実しているほうが安心です。

なお、海などのビーチで離発着する場合は、プロペラの高速回転により巻き上がった砂の侵入を少しでも軽減するよう、ランディングパットがあると安心です。

そして、周辺の人や物から30m以上離れてドローンを飛ばす必要がありますので観光客など人混みにはご注意を。

ラジコンサークルで飛ばしたい人

ラジコンクラブ又はラジコン団体など一定の管理下にあるラジコン飛行機の登録については機体登録申請とは異なる扱いになる場合があります。詳しくは無人航空機登録要領 の8項をご一読いただき、ラジコンクラブにご確認ください。

ドローンレースに挑戦したい人

2016年には、ドバイで賞金総額約1億円のレースが行われるなど、ドローンの普及と共に年々盛り上がりをみせています。レースにはいくつか種類があり、およそ30〜50gの手のひらサイズのドローンを使用し、主に室内で行われる「マイクロドローンレース」や、地上から直接ドローンを確認しながら行う「目視ドローンレース」、FPV(First Person Viwe)ゴーグルを着用し、機体から送られてくるカメラ映像を見ながら操縦する「FPVドローンレース」などがあります。目的のレースに適した機体をチェックしましょう。

家の庭など、私有地で飛ばす人

自宅の庭なら飛行申請は不要と思われる方もいるかもしれませんが、屋外であれば航空法の管理下となります。空港や人口集中地区(DID)などの飛行禁止区域に入っておらず、第三者の人や物から30m以上離れている場合には、自宅の庭でドローンを飛ばせるということになりますが、「第三者の物」には家や車だけではなく、電線や電柱、外灯、信号機なども含まれます。このため、ほとんどの庭はこの条件をクリアできないでしょう。

どうしても自宅の庭でドローンを飛ばしたいのであれば、航空法の対象外となる100g未満のトイドローンを使うようにしましょう。(風の影響を受けやすいので操作には注意が必要です。)

体育館などの室内で飛ばしたい人

これまで航空法について触れてきましたが、屋根のある室内の場合には申請も機体登録も不要です!管理者の許可をもらえば、体育館などの室内で飛行可能となります。

壁などの衝突に備えてプロペラガードをしっかり装着した上で、利用者と管理者の双方が気持ちよく施設を利用できるように心がけましょう。

100g未満のドローンを公園で飛ばしたい人

機体が100g未満の場合は、飛行申請も機体登録も不要です!ただし野外では風の影響を受けるので、まともに飛ばせないと思った方が良いでしょう。低空飛行で、その場にとどまるホバリングの練習をするなど、操作も限られそうです。

また、公園では小さいお子さんもいたりすることが多いと思います。公園で楽しい時間を過ごしている方を巻き込んでしまうような事故やトラブルにならないよう、十分に注意する必要があります。

佐賀でも規制が始まっています

佐賀県で航空法や条例の対象になっている場所を具体的にみていきましょう。

佐賀の公園で飛ばしたい場合

機体が100g以上なら飛行申請と機体登録が必要です。航空法に違反していなくても、公園の条例で禁止されているかもしれません。申請の前に必ず市区町村に規制を確認し必要な手続きを行ってください。

ドローン禁止条例等

佐賀県立都市公園条例の第3条にて県営公園での使用が禁止されています。

規制対象地域は、玄海原子力発電所・陸上自衛隊目達原駐屯地・航空自衛隊脊振山分屯基地の上空となっています。

佐賀県警からのお知らせ「小型無人機等の飛行禁止法について」も目を通しておきましょう。

また、国立公園や国定公園には私有地が含まれています。公園内であっても土地所有者の同意・承諾を得る必要があります。

国立公園
  •  佐賀県内に該当なし
国定公園
  •  玄海国定公園
県立公園
  • 黒髪山自然公園
  • 多良岳自然公園
  • 天山自然公園
  • 八幡岳自然公園
  • 脊振北山自然公園
  • 川上金立自然公園
  • 森林公園
  • 佐賀城公園
  • 吉野ヶ里歴史公園
  • 佐賀県立図書館 こころざしの森
  • くすかせ広場・ARKS(アルクス)

ちなみに、公園の広場で、子供たちが走りまわる上空をドローンが飛んでるのを目にすることがありますが、100g以上の機体の場合、第3者から30m以上の距離を保てていないため、航空法違反となります。

その公園自体は飛行可能な場所でも、だれもいないタイミングを待つべきです。これ以上規制が厳しくならないよう、ルールを守って飛行させるようにしたいですね。

違反するとどうなるの?

航空法に違反すると、50万円以下の罰金(飲酒時の飛行は1年以下の懲役又は 30 万以下の罰金)に処されます。

ドローンの見た目で違反しているかわかるの?

2022年6月からリモートIDの搭載が必須となっているので、発信されている信号を受信機でキャッチし、機体情報を確認することができます。6月19日までに事前に機体登録をしている場合は、機体に番号の記載が義務となっているため、目視でも確認できます。機体情報と飛行申請を照らし合わせ、飛行許可を得ていない場合には航空法違反となります。

飛ばせる場所の探し方は?

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規制についてばかり述べてきましたが、それならどこで飛ばせるの?と頭を抱えてしまったあなたへ、飛行場所の探し方をお伝えします。

まず、地理院地図で下記の条件を指定し、色のついていない場所を探しましょう。

  • 人口集中地区(DID)ではない場所
  • 空港の近くではないこと

そして実際にその場所へ行ってみて、第3者(人、車、電信柱、電線、信号機など)が30m以内にないことを確認しましょう。Googleのストリートビューでも手軽に確認できますが、現在の状況と異なる場合もありますので、飛行前のロケハンは必ず行ってください。

スマホアプリもあります。ドローンフライトナビは、飛行禁止エリアが一目でわかり、日の出や日の入り時間も反映されています。規制の範囲外で、アクセスしやすい場所を探してみてください。

私有地の空をシェアするsorasharというサービスもあります。佐賀県内で10件該当しました。口コミ情報もあるので、周辺の駐車場事情なども参考になります。

おすすめのドローンメーカーのご紹介

ドローンの国家資格化によって、免許取得のために使用される機種の発表も気になりますが、現時点で発売されているドローンについてメーカーの特徴をご紹介します。

DJI

中国のメーカーで世界シェア70%といわれています。初心者向けから本格的なプロ向けのモデルまで、幅広いラインナップが特徴です。ドローンといえばDJI、というイメージが強いのではないでしょうか。飛行性能や安全性はもちろん、アプリ操作のソフト面もレベルが高く、アクションカメラやスマホ用のスタビライザーでも人気を集めているメーカーです。

RYZETECH

DJIの技術を搭載したTello(テロー)は、80gと軽量で航空法の対象外、プログラミングも可能ですので、お子さんと楽しみたい方にもぴったりです。

Holy Stone

Amazonなどで比較的安価に手に入るメーカーです。数千円で本体、コントローラー、予備バッテリーまでセットになっているモデルなどもあり、これからドローンを始めたい人には手の出しやすい価格となっています。室内で操縦の練習をしたい人向けに、あえてGPS機能がついていないモデルを選び、操作技術を身につけるのもおすすめです。

まずは試してみたい、という人はレンタルという方法もあります。GooPassなどのサービスも検討してみてください。

保険に入るのがおすすめ

保険会社が販売しているものもありますが、DJI製なら購入時に機体に付随している保険もあります。

エアロエントリー

DJI製のドローンの購入特典として初年度無料で加入でき、第三者への賠償責任を補償する「無償保険」

 https://drone.aeroentry.jp/

適切な機体で、安全に飛行計画を立てましょう。

操作に不安のある方や、法律がよくわからない、という方はDJICAMPインストラクターが在籍しているHI-ZEN DRONE SCHOOLへご相談ください。

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