ドローンで初日の出を撮影するには?早朝飛行時の注意点を解説!
新年の始まりを祝う「初日の出」。毎年多くの人々が絶景を拝もうと、海岸や山頂、河川敷などに集まります。近年は、ドローンを使って空撮することで、通常では見ることのできない美しい景色を映像として残せるようになりました。
しかし、日の出の特別な時間帯にドローンを飛ばすには、いくつかの注意点があります。この記事では初日の出の空撮を検討する方向けに、早朝飛行時の安全・マナーを詳しく解説します。
初日の出ドローン空撮で注意すべき法規・ルール

航空法に基づく飛行ルール
ドローンの飛行は、航空法に基づいた飛行ルールに従う必要があります。
特に初日の出の撮影では、次の点が重要です。
- 人口集中地区(DID)での飛行禁止海岸や山頂でも、駐車場や観光施設周辺は人口密集地に含まれることがあります。
この場合、国土交通省の許可を得ない限り飛行できません。 - 目視外飛行・夜間飛行の禁止
初日の出は日の出前の薄暗い時間帯です。公式には「日の出前は夜間飛行扱い」となり、無人航空機を飛ばす場合は原則禁止です。夜間飛行を行う場合は、国土交通省の承認を受ける必要があります。 - 高度150m以上の飛行禁止
航空機との安全を確保するため、高さ制限を守る必要があります。
高低差のある場所で水平移動をすると、意図せず対地高度が150m以上となり、国土交通省の承認が必要な空域に侵入してしまう可能性があります。高低差が大きく、150mを超える可能性がある場合は、あらかじめ申請することが最も確実な対応です。 - 第三者頭上での飛行禁止
初日の出スポットは人が密集しやすい場所ですが、人の頭上を飛行させることは禁止されています
事前申請・許可の必要性
人気スポットや国立公園などでは、事前に自治体や管理者に飛行許可を申請することが求められる場合があります。
- 海岸や公園でのドローン飛行は、管理者の許可が必要なことが多い
- SNSでの映像配信を前提にする場合、肖像権にも配慮する
早めに情報を確認しておかないと、当日飛ばせないリスクがあります。
早朝飛行の注意点
初日の出は日の出前の薄暗い時間帯に始まるため、早朝ならではの注意が必要です。
視界の確保
冬の早朝は太陽がまだ低く、周囲が暗いため、障害物や地形の把握がとても難しくなります。特に海岸沿いや山間部では、木々・岩場・電線などの発見が遅れがちです。
機体のライトを点灯させることで、機体の向きの把握や視認性を高め、安全な離着陸に役立ちます。また、早朝はGPS信号が安定しないケースもあるため、離陸前に必ずGPSの受信状況を確認しておきましょう。
気象条件の確認
冬の早朝は気象が不安定になりやすく、霧・低温・風などの影響を強く受けます。特に霧は視界を大幅に奪うため、周囲の状況が確認できない場合は無理な飛行を控えましょう。霧が発生している可能性がある場所では、あらかじめ「緊急着陸地点」を決めておくと安心です。
さらに、冬場は突風や強風が発生しやすいため、風速が許容範囲を超えている場合は飛行を中止する判断も必要です。
バッテリー管理
寒冷環境ではバッテリーへの負荷が大きく、電圧低下や急激な残量減少が起きやすくなります。万全を期すためにも、予備バッテリーを複数用意しておき、撮影中にすぐ交換できる体制を整えておくと安心です。持ち出す前は室内で保温し、外気温との差で性能が落ちないようにしておきましょう。
また、飛行前には必ずバッテリー残量をチェックし、十分に充電されているかを確認してください。低温下では残量表示が不安定になることもあるため、短めの飛行を何回かに分けて行うと安全性が高まります。
初日の出スポットでのマナー

観光客が多いスポットでは、安全とマナーを守ることが最優先です。
- 人の密集地を避ける
駐車場や海岸の遊歩道など、人が多い場所の上空は避ける - 撮影範囲を明確に
他人の顔が映らないように意識する - 音や光で周囲に配慮
ドローンのモーター音やライトが周囲に迷惑をかけないよう注意 - 事前に周囲に声かけ
特に家族連れや子どもが多い場合は、飛行の意思を伝えるだけでも安全性が高まります
まとめ
初日の出の空撮は、美しい映像を残せる貴重なチャンスですが、法規制、早朝の暗さ、観光客の多さなどリスクも多く伴います。
安全に楽しむためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 人口集中地区や夜間飛行ルールを守る
- 自治体・管理者への許可申請を確認する
- 早朝の暗さや寒さに配慮した安全対策
- 他人に配慮した飛行マナーを徹底する
安全とルールを守った上で、ドローンならではの壮大な初日の出映像を撮影しましょう。
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