DJI製のドローンをオススメする4つの理由と人気モデルをご紹介!【2023年版】
世界シェアナンバー1のDJI。ドローンのことを調べようとすると、必ずと言っていいほど出てくる企業の名前です。
雑誌やメディアなどにも登場し、ドローンといえばDJIのPhantom(プロペラが4個ついている白い機体)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
なぜそんなに人気なのか?これから購入予定の方にも分かりやすく解説していきます!
ドローンで有名なDJIはどんな会社?
DJIは中国にある製造メーカーで、2006年に設立されました。機体の販売数では世界シェア70%を占め、もっとも人気のあるメーカーと言っても過言ではないでしょう。元々、ヘリコプターの制御システムなどを開発していましたが、2012年に発売したPhantomシリーズが火付け役となり、その後もMavicシリーズなど人気の機体を次々と発表しています。
飛行制御技術と映像ブレ補正の分野におけるエキスパートとして、映画制作、建設業界、点検・調査業務、非常事態対策や人命救助、農業、管理保全、その他さまざまな産業で、100を超える国で採用されています。
DJIのドローンが人気な理由
幅広いラインナップ
ドローンに初めて触れる初心者から、本格的に各産業分野で使用する業務用ドローンまで、幅広いユーザーに適した機体があるのが大きな強みです。
一番安価な物は、RyzeTech社から発表されたTello(テロー)というモデル。機体のみなら1万3千円ほどで購入できます。DJIも制作に携わっているため、DJIストアでも取り扱いがあります。
また、農業や測量などの産業分野でも第一線で活躍する機体を取り扱っており、アプリやソフトと合わせて最先端の技術を実現できます。
抜群のジンバル性能
DJIでは、ドローン以外にも映像制作向けの製品をラインナップしています。実際に映画制作でも採用されており、プロユーザーのフィードバックを元に設計される製品は創造の可能性を広げてくれます。ドローンにも採用されているジンバルを搭載したポケットサイズのカメラもテレビ番組などで利用されています。
デザイン性の高さ
毎年発表される新作のドローンは、コンパクト、かつ高性能な機体に進化し続けています。コンパクトに折りたためる機体はどれも1キロ以下。バックパックに収納できる手軽さで、旅先で撮影することの多いクリエイターにも重宝されています。
コスパの良さ
先にも触れましたが、入門機にオススメのTelloであれば1万3千円ほどで購入可能です。それでも安全性に優れており、簡単な操作で自動離着陸する機能や、接続が切れても安全に着陸するフェールセーフ保護機能もついています。高機種になると、4K撮影が可能となり、障害物検知のセンサーの数も増えます。
DJI製ドローンの人気モデル
カメラドローン編
大きく分けて6種類のモデルがあります。
Mini シリーズ
空撮を始めたい初心者の方にもオススメなMiniシリーズ。すぐに飛ばせる軽量ドローンとして、手のひらに収まるサイズですが、性能はパワフル。ユーザーフレンドリーで高性能な人気のモデルです。
Air シリーズ
空撮中級者向けドローンで、例えば現時点での最新機種「Air 2S」だと、5.4K映像の撮影が可能となっています。オールインワンドローンと称されるように、機能と価格のバランスがとれたモデルです。
Mavic シリーズ
高性能なハイクラスのドローンです。折りたためて持ち運べるコンパクトな設計で、最新機種では全方向障害物検知で安定した飛行を確保。2つのカメラを搭載し、空撮上級者向けのモデルとなっています。
FPV シリーズ
レース用のドローンで、FPVとは「FirstPersonView」の略です。ドローンからの目線が楽しめるのが大きな特徴で、最高速度はなんと140km。送信機に取り付けたスマホやタブレットでも映像が確認できますが、専用ゴーグルを装着すればより臨場感あふれる映像を体験できます。
Phantom シリーズ
DJIの名を世に広めた代表的なモデルです。優れたジンバルカメラを備え、プロ使用の4K動画が撮影可能です。ホビー用ではなく、業務用に導入されることが多い印象です。
Inspire シリーズ
プロ向けの空撮用ドローンで、サイズも対角寸法60cmを超える大きさ。最大6Kの撮影が可能で、映像制作の現場で活躍しています。
産業向けドローン編
詳細な説明は割愛しますが、下記の5種類があります。
- Matrice 30シリーズ
- Matrice 300 RTK
- Mavic 2 Enterprise Advanced
- Phantom 4 RTK
- P4 Multispectral
今、DJIのドローンを選ぶメリット
2022年6月からスタートした制度で、無人航空機登録義務化というものがあります。国交省のサイトにてドローンを登録し、リモートIDを取得する必要があります。これまでドローンの所有者を特定することが難しかったのですが、このリモートIDは所有者情報と紐づくIDなので、飛行禁止地区を飛んでいるドローンの特定や、墜落したまま放置されている機体の回収ができるようになりました。
ドローンを購入したら、まずはリモートIDを取得し、飛行中に何らかの形でリモートIDを発信できるようにしなくてはいけません。
外付けの発信機を取り付ける場合、機器自体が4万円以上するのですが、DJIの場合はファームウェア更新による内蔵リモートID機能が対応可能となっています。
対応機種はDJIのページに掲載されていますのでご確認ください。
ドローンを飛行させるための技術と知識が取得できるDJICAMPとは?
DJIはドローンの開発だけでなく、安全な運航のためのプラットフォーム形成にも力を入れています。
DJICAMPは、DJI製無人航空機について学び、より正しく安全に使用できる操縦者を育成する企業向けのプログラムとなっています。
受講の対象者は10時間以上の飛行経験者です。DJICAMPのプログラムを受講後、認定試験に合格すると認定証が発行され、DJI公認ドローン保険が割引になったり、国交省への飛行申請が簡略化されるメリットがあります。
DJIのドローンユーザーならばぜひチャレンジしたい資格です。
他にはどんなメーカーがあるの?
DJI以外にもドローンを販売しているメーカーは下記のようなものがあります。
- Parrot
- 3DRobotics
- SkyDrive
- FullDepth
- イームズロボティクス
- エアロネクスト
- エンルート
- メトロウェザー
国産ドローンもある?
国産ドローンもあります。ドローンに限らず、機械が海外産より国産の方がいいという評判がある理由として、日本の産業・法律に適合しているものが多いことが挙げられます。
主な国産メーカーは下記です。
- 株式会社ACSL
- 株式会社NTT e-Drone Technology
- 株式会社プロドローン
- 株式会社クエストコーポレーション
- 株式会社ジーフォース
- ヤマハ発動機株式会社
ドローンを購入する前に確認したいこと
様々なモデルがあるドローン。飛行させる目的に合わせた選択が必要となります。
下記のことを改めてチェックしてみてくださいね。
ドローンの使用目的
空撮、ドローンレース、点検など、メインとなる使用目的を明確にしましょう。飛行可能時間や、使用する場所への移動方法、バッテリーの本数なども考慮しましょう。
ドローンに関する法律
ドローンを飛行させるにあたって、関連する法律や規制はたくさんあります。代表的な物は「航空法」ですが、それ以外にも電波法や条例などがありますので、飛行予定のロケーションで問題なく飛ばせるよう、事前に規制を確認して必要な許可を取りましょう。
<関連記事:知っておきたいドローンの規制14種類!佐賀で飛ばせる場所の見つけ方>
必要な操縦技術
ドローンの操作に慣れていないうちは、障害物回避機能や、自動着陸、バッテリーが不足するとGPSを利用して、自分のいる場所まで自動帰還する機能などがついたモデルを選択するのもオススメです。
免許取得の必要があるのか
現時点で免許は必要ありませんが、ドローンの機種によってはアマチュア無線の免許が必要な場合があります。空撮用のドローンではなくFPVドローンを利用する場面が多いです。詳しくは総務省のページに解説がありますのでご覧ください。
DJI製ドローンの購入方法
DJIの公式オンラインストアで購入することが可能です。割引販売などは滅多にされていませんが、お得に購入する方法がいくつかありますのでまとめました。
Yahoo!ショッピングで購入する
Tポイントを貯めている人なら、DJI公式ストアが「PayPayモール」に出店していますのでそちらから購入するのがおすすめです。PayPay店限定で、液晶保護フィルムやケースなどのおまけがついてくる商品もあるようです。
Amazonで購入する
Amazonのポイントを貯めている人は、AmazonにもDJI公式ストアがあるのでチェックしてみましょう。
DJI正規販売代理店で購入する
実店舗でドローンをみながら検討したい場合は、正規販売代理店での購入がおすすめです。代理店独自の手厚いサービスや充実したサポートがあるかもしれません。
DJIのセールを待つ
不定期ではありますが、ブラックフライデーでセールを実施することがあります。(アメリカの祝日で、11月第4木曜日の感謝祭の翌日)ドローンの購入を急がない人は、こうしたセールを狙うのも一つの手でしょう。
アウトレット品を狙う
中古のドローンを購入するには様々なリスクがありますが、「アウトレット品」や「訳あり品」を狙うのはアリだと思います。本体に問題はなく、「パッケージのキズ」などで訳あり品となってしまった商品を見つけたらラッキーですね。
ドローンの購入に不安がある人、間違いない買い物がしたい人はショップへ出向いて、店員さんに相談してみましょう。新しい機種の販売予定なども聞けるかもしれません。
DJI製ドローン購入後にやること
ドローンの購入後は、いますぐ飛ばしたい気持ちをグッとこらえて、必ず下記のことを行いましょう。
無人航空機の機体登録(義務)
2022年6月から義務化された機体登録制度。スムーズに行けば10分ほどで完了します。登録せずに飛行すると罰則もあるため、かならず実施しましょう。
保険加入
DJIのドローンには購入特典として初年度無料で加入でき、第三者への賠償責任を補償する「無償保険」があります。その他、事故による機体自体の損害や盗難による損害も補償する「機体保険」などもありますので、事業規模や用途に合わせて検討しましょう。
法律の知識を常にアップデート
ドローンパイロットなら必ず意識してほしいのが、法律の知識を常にアップデートしていくことです。日々改定されるドローンにまつわる規制は、公にアナウンスされることも少ないため、見逃してしまいがちです。旅行など特別なタイミングでドローンに触れる人はなおさら注意が必要ですので、気をつけましょう。
無料体験会やセミナーに参加してみよう
ドローンについて疑問や不安がある場合は、最新知識を得られるセミナーや無料体験会に参加してみましょう。ドローン仲間ができることで、情報交換ができるようになり、さらなるドローンの活用へ繋がります。HI-ZEN DRONE SCHOOLでも今後様々なイベントを企画していく予定ですので、皆様のご参加お待ちしております。